葛根湯に副作用はあるのだろうか

漢方薬には副作用がないと思っている人が多いようですが、実は、漢方でも副作用はあります。

漢方の副作用

西洋医薬のようなひどい副作用はあまり見られませんが、例えば次のような可能性があります。

  • 下痢
  • 便秘
  • 食欲不振
  • 吐き気
  • ほてり
  • むくみ
  • 不眠
  • 眠気
  • いらいら
  • かゆみ
  • 動悸
  • 薬疹
  • 頭痛

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葛根湯の成分

では、風邪薬としておなじみの『葛根湯』ではどうでしょうか。

葛根湯は、次の7種類の生薬から構成されています。

  • カッコン(葛根)
  • タイソウ(大棗)
  • マオウ(麻黄)
  • カンゾウ(甘草)
  • ケイヒ(桂皮)
  • シャクヤク(芍薬)
  • ショウキョウ(生姜)

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画像出典 http://www.tsumura-kampo.com/tsumura0001.html

この中で、マオウ(麻黄)は、アルカロイドの一種である、医薬品『エフェドリン』と言う交感神経興奮剤の原料ですから、交感神経を刺激する作用があります。


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動悸

マオウによって、交感神経が刺激されて興奮し、心臓や血管に負担がかかることがあります。
そのため、高血圧や心臓病、脳卒中既往など、循環器系に病気のある人は注意が必要です。

体質が合わなければ、このような副作用が現れる可能性がありますので、
服用を中止して、症状が改善されなければ、医師に相談しましょう。

不眠

葛根湯の成分の一つであるマオウによる交感神経興奮作用として覚醒作用が現れて、不眠を感じることがあります。
興奮して動悸がしたりして、眠れなくなる状態です。

気になるようなら、睡眠の2~3時間前に飲むとか、交感神経が多少活発になっても問題ない朝から飲むのが良いでしょう。

また、空腹時に服用するとマオウの効果はいくらかマイルドになリます。


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むくみ、食欲不振、吐き気

マオウの他にも、カンゾウななどを含めて薬理作用があるので、軽い副作用が出る可能性はありますが、重症化することは極めて稀(まれ)です。

長期服用によって

長期間服用していると、食欲がなくなったり、性欲が減退する、などの副作用の可能性があります。
葛根湯は、比較的即効性のある漢方なので、長期間の処方は殆ど無いと思います。

まとめ

軽微な副作用の可能性はありますが、重篤な症状に陥ることは極めて稀なので、異変を感じたら服用を停止すれば症状は改善されます。

ただし、病後の衰弱期、著しい体力の衰え、著しい胃腸の虚弱、食欲不振、悪心、嘔吐、発汗傾向が著しい、狭心症、心筋梗塞等の循環器系の障害、重症高血圧症、高度の腎障害、排尿障害、甲状腺機能亢進症などの患者は、自己判断の服用は止めてください。

必ず医師の指示を受けましょう。


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