オーロラをデジカメで撮影する方法

オーロラを写真撮影するための条件は、たったの2つだけです。

  1. 暗い被写体を撮影するための対策。
  2. 寒いところで撮影するための対策。


2つとも、写真撮影をしようとする人にとっては、何も難しいことはありませんね。
普通に対策を考えればよいのです。


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だけどぉ!

暗さも、寒さも尋常じゃないので、予備知識が必要ですよ。

1)暗さ対策
強力なストロボを準備しようというのは間違い
オーロラ自体の光りを撮影するのであって、ストロボの反射光を撮るわけではありません。
しかもなんぼ強くしても、100km彼方までは届かないし、つまり、露出を明るくするんだ。
となれば方法は限られます。

・絞りを全開にしてF値を下げる。
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といっても、普通のコンパクトデジカメじゃF2.8くらいですが、デジカメ一眼ならF1.2の明るいレンズもあります。
動きの遅いオーロラなら、シャッター開放で対応するのですが、運良く動きの速いオーロラに出会ったら開放時間が長いとブレてしまうので、レンズの明るさが必要になります。
まぁ、F=3.5でも撮れないことはないですけどね。

・フィルムの感度を上げる。
ISO400以上は欲しいですね。
だけど、この程度の調整では、暗さに追いつきません。

・決定的なのは、シャッタースピードです。
シャッター開放時間を15秒以上かバルブに設定できるカメラが欲しいです。
今回わたしが持参したデジカメは、8秒までしか開放できませんでした。だから8秒なりの写真しか撮れませんでした。
これだけシャッタースピードが遅いと当然ながら、三脚とレリーズも必要です。

0-54こうして条件を整理していくと、デジタル一眼が欲しくなりますが、20秒程度シャッター開放が出来ればコンパクトデジカメでも十分ですよ。

わたしが撮った例では、露出時間8秒、F値3.6、ISO感度800で撮影して、こんな程度です。デジカメでオーロラオーロラを挟むように白いゴミがついていますが、これは、星です。
オーロラ撮影で最も重要な因子は、オーロラが観察されることです。
当たり前ですが、三日三晩待ってやっと撮れたのがこの写真でした。
3晩も待ったので、この程度でも感激して撮ったのですよ。

2)寒さ対策は2つの因子があります。
それは、電池と結露です。

・デジカメは、電池が命、電気がなければ何も出来ない。
電池は化学反応で電気を作る装置です。
一般に化学反応は、温度が10度高ければ、反応速度は2倍速くなるといわれています。
逆にいえば、温度が10度低ければ、反応速度は半分になるということですが、分かりますよね。giarl14

例えば、気温0度で正常に機能する電池だとすれば、これがマイナス30度の環境では0度に対して30度低いのだから、反応速度は、半分の半分の半分、つまり8分の1しか働かないことになります。

分かりやすく言えば、通常2時間使えるバッテリーが、15分で使えなくなるということです。
いや、マイナス30度の環境に放置しておいたら、カメラを動かす起電力が得られないでしょう。

とにかく電池の消耗は予想以上に深刻です。
だから、使う直前まで電池とカメラを暖めておくのです。
例えば内ポケットに入れて体温で暖めておくとか。
カメラバッグの中に使い捨てカイロを入れて加温するとか。

交換バッテリーは必需品ですよ。
そういう意味では市販の乾電池を使えるカメラは使い勝手が良いかもしれません。

・結露は、これまた厄介な問題です。
寒いところで冷えた機器を暖かい室内に持ち込むと、機器の内部に水滴を発生して障害を生じます。
結露を甘く見てカメラを壊してしまったという話も時々聞きます。
結露対策の詳細は、カメラを暖めないことです。

冷えたカメラを屋外でエアキャップ(プチプチシート)で2重に包んで、バッグに入れておき、撮影場所まで冷えたままにしておきます。

観測小屋やバス車内など暖房の効いているではカメラを取り出さないこと。 室内用には、もう一台のカメラを用意しておきましょう。

液晶は、マイナス20℃以下では壊れることがあります。使い捨てカイロなどで保温対策をしましょう。

撮影時、レンズに呼気を吹きかけてしまうと水蒸気が一瞬で氷付き、その場では取れなくなります。液晶画面を見るときには、息を抑えて画面やレンズにかからないように。

まぁ、何と言っても、予備バッテリーシャッタースピードが10秒以上ないとどうにもならないことだけは覚えておいて下さい。

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