サウスポーの語源は球場の設計規則にあった

サウスポー=southpaw(左腕投手)から転じて、野球以外でも左利きのスポーツ選手を全般にサウスポーと言いますが、その語源には驚くべき秘密が隠されていました。

語源とは関係はありませんが、ピンクレディーのヒット曲で
♪わたしピンクのサウスポー♪♪
っていう歌詞がありましたね。

ふと、思い出しました。


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 サウスポーの原意は「南の手」

「研究社 新英和中辞典」によると

・サウス=south(南、南方)
・ポー=paw(動物の足、人間の手)

・サウスポー=southpaw(南の手)

どうしてこれが、左腕投手になったのでしょうか。

不思議な野球規則

実は、現在も有効な野球規約の中に、こんな規則があるのです。
野球規則は、野球ルールの憲法のようなもので、プロもアマも、野球をやる以上は、この規則に則ってプレイすることになっています。

日本野球規則委員会より発表された、2011年度の公認野球規則改正

2011年度公認 野球規則改正

1・04 競技場は、次にしるす要領により、巻頭1、2、3図のように設定する。
(中略)・・・
本塁から投手板を経て二塁に向かう線は、東北東に向かっていることを理想とする。
(後略)

試合が長引いて夕暮れ時になった時に、バッター正面に夕日が来ないようにという配慮です。

バッターの真正面に夕日が来ると、眩しくて正常なバッティングができないため、試合が面白くなくなるからという理由ですが、「理想とする」という表現なので、強い拘束力はありません。

左腕投手の腕が南を向く

さて、このように理想通りに設計された球場で、左腕投手がマウンドから投げると、投球した腕が南側を向くことから「南の手」すなわち「サウスポー」と呼ぶようになったのです。

20150224c

今や、ドーム球場が増えて、夕日とか西日とかの影響を受けなくなっても、この野球規則はまだ有効に生きています。

野球の歴史を振り返る面白い言葉ですね。


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