食育インストラクターとは、平成17年(2005年)6月に「食育基本法」が制定されたことによって作られた新しい資格ですが、国家資格ではありません。
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食育インストラクター協会が認定する
特定非営利活動法人(NPO)食育インストラクター協会の説明によれば、食育インストラクターとは、
「“食育”を基礎から学び、日々の生活に活かし、広く推進・社会で活躍できる”食育”の指導者の証となる資格」で、
正確には「NPO日本食育インストラクター協会の食育インストラクター」と言い、平成19年10月17日に商標登録されています。
簡単に言うと、食の安全や健康などを考えていく指導者の資格です。
5段階の級がある
1級、2級、3級、4級、プライマリーの5段階に分けて、食育インストラクター協会が認定します。
(図の出展:食育インストラクター協会サイトより http://www.npo-shokuiku.com/shikaku/)
資格取得の条件が決まっている
1級から4級までは、、一定時間の調理実習や座学の受講が義務付けられています。
級によって時間は異なります。
そもそも、この協会の母体となったのは日本に家庭料理を根付かせた55年の歴史をもつ「全国料理学校協会」で、全国に約410校(設立当時)の料理学校・教室が加盟しているので、自分たちの商売につながっているとも言えそうです。
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プライマリーだけは、調理実習はありませんが、42,533円の通信教育を受講しなければなりません。
標準受講期間は6ヵ月です。
資格申請料として、6,300円必要です。
いきなり、1級や2級を受験することは出来ません。
上級の試験を受けるためには、下から順番に登っていくか、食育に関する国家資格(栄養士など)が必要です。
まずは、プライマリーに挑戦してみましょう。
そこから、階段を登るように、4級→3級→2級→1級へとランクを上げていきます。
どんな人に向いているか
- 食に関する安全に関心がある人
- 『食育』と言う単語に反応した人
- 『子育て』で食事に気をつけたい人
- 有名な資格が欲しい人。
- 食を通して教育に関心がある人
まとめてみると
食育基本法が制定されたは言っても、「食育」という単語が一般の国民に普及しているかというと、それほどでもありません。
教育の一環として、体育と知育がありますが、食育はさらにその基本となる概念です。
日本の食料自給率が極めて低い現状を考えたときに、食に関する安全性やいかにして食料を確保するかなど、「食」に関する総合知識を有することの必然性はますます高まっていくことでしょう。
こうのような観点から、「食育」を学ぶことは、有意義なことだと思います。
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