温泉卵の作り方!簡単な電子レンジ法と本格鍋ゆで法。

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ゆで卵とは食感が違う温泉卵は、
メニューによっては、
ゆで卵とは違った人気があります。

正統な温泉卵の作り方は、
湧き出し温度が
65℃~70℃の温泉水に、

生玉子を30分ほど
浸けておくだけです。

同じことをすれば、
温泉卵が出来ますが

一般家庭で、お湯の温度を
65℃~70℃に、
30分間維持することは
困難なので、

代わりに
簡単に作る工夫が
考案されているのです。

この記事では、
家庭で簡単に温泉卵が作れる
3つの方法を紹介します。

目次

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1 超簡単レンジ加熱法

とにかく簡単に速く
温泉卵を作りたい場合は、
この方法です。

失敗が少なく簡単なのですが、
唯一の問題点は、

殻が付いていないので、
卵らしい雰囲気が
作れないことです。

もちろん、味は変わりません。

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(1)小鉢に卵を割り、表面を水で覆います。

20150511a

耐熱性の小鉢に卵を割り入れます。

その玉子の表面が覆われる程度に
水を加えます。

水の量は、大さじ2~3杯程度です。

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(2)竹串を刺して、卵黄に穴を開けます。

20150511b

電子レンジ内で爆発しないように、
卵黄に穴を開けておきます。

竹串と書きましたが、
爪楊枝でもなんでも構いません。

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(3)電子レンジで加熱します。

20150511i

加熱時間は、
レンジの性能や、
好みの固さによって
調整しなければなりません。

標準的には、
500Wで60秒程度
800Wなら30秒程度
です。

初めての時には、
40秒からスタートして
10秒ずつ追加する方法を
試してください。

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(4)余分な水を捨てます。

20150511f

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(5)正規の容器に盛り付けて出来上がり。

20150511g

耐熱性があれば、最初から
正規の容器で作ることも出来ます。

卵の殻が付いていないので、
お客さんに割ってもらう演出は
できません。

手軽にできるので、
インスタントラーメンの
トッピングには最高です。

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2 やってはいけない殻付きレンジ加熱法

この方法は、
一応紹介だけはしますが、
爆発のリスクがありますので
おススメしません

このような方法があることを、
知識として知っておく
と言う程度にとどめてください。

しかし、殻付きの温泉卵を
速く作る方法なら
これしかありません。

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(1)殻に割り込みを入れます。

20150511h

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(2)割り込みから竹串を刺して卵黄に穴を開けます。

20150511j

20150511x

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(3)小さな耐熱容器に卵を入れて水を張ります。

20150511y

この写真では、
湯呑みを使いましたが、
マグカップなどでもOKです。

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(4)電子レンジで加熱します。

20150511k

加熱時間は、
600Wで60秒~100秒程度ですが

玉子が爆発するおそれがあるので
45秒程度からスタートして、
10秒単位で加熱を繰り返して
様子を見てください。

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(5)爆発するとこうなります。

20150511z

電子レンジの内面全体に
玉子が広がるので、
掃除が大変です。

紹介しておいて
こんなことを言うのも
どうかと思いますが、

よほどの事情がなければ、
この方法は、
やってはいけません。

ま、爆発さえしなければ
温泉卵を作ることは出来ますよ。

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3 簡単確実どんぶり法

これは、少し時間がかかりますが、
安全な方法で、一番簡単です。

500ccほどの容量の
フタ付きどんぶり
使用してください。

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(1)どんぶりに生玉子を一個入れます。

20150511n

玉子は、割らずに殻のまま入れます。

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(2)沸騰したお湯を注いでフタをします。

20150511m

お湯の量は、ほぼ500ccに
なるようにしてください。

お湯の冷め加減と
卵温度の上昇のバランスで
成り立っている方法なのです。

10リットルの大量のお湯の中に
卵を一個入れたら、

お湯が冷めないので
固ゆでのゆで卵に
なってしまいますからね。

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(3)15分ほどこのまま放置します。

常温の玉子なら
15分ほどで出来上がりますが、

冷蔵庫から出したばかりの
冷えた玉子の場合は、
放置時間を
18分以上にしてください。

これで出来上がりです。
簡単ですね。

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4 たくさん作る鍋ゆで法

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(1)玉子を冷蔵庫から出して常温に戻します。

冷蔵庫から出して、
15分以上室温においてください。

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(2)強火でお湯を沸騰させます。

20150511o
必要な個数の玉子を入れたときに、
ひたひたになる程度の
鍋を使ってください。

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(3)中火に弱めてから、玉子を入れます。

20150511p

割れ易いので、穴あきお玉などで、
静かに入れてください。

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(3)中火のまま30秒間加熱します。

20150511q

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(4)火を消して8分間放置します。

20150511r

8分間経過すれば完成です。

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温泉卵の原理

卵黄は65℃~70℃で
凝固を始めます。

卵白は62℃では
ゼリー状になるだけ固まりません。

卵白が凝固するのは80℃です。

だから
65℃~70℃では、
卵黄は固まるけれども
卵白は固まらないのです。

65℃~70℃の温泉に
玉子を15分ほど浸しておけば
温泉卵が出来るというわけです。

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まとめ

4種類の方法を紹介しましたが、それぞれの方法の使い分けを説明してまとめとします。

1個だけを簡単に作るなら
「どんぶり法」です。

ただし、15分以上かかります。

たくさん作るなら
「鍋茹で法」しかありません。

インスタントラーメンに
今すぐ入れたいような
緊急の場合なら
「レンジ加熱殻なし法」です。

3分以内に、殻付きの温泉卵を
どうしても作らなければ
ならない事情があるなら
「レンジ加熱殻付き法」
になります。

簡単な半熟ゆで卵の作り方も
紹介しています。

簡単な半熟ゆで卵の作り方!失敗しないし簡単で時間が速い

温泉卵と半熟ゆでたまごを
うまく使い分けて、お楽しみください。


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