交通違反の反則金を払い忘れたらどうしましょう。

制服を着たお巡りさんが、道路脇から飛び出して旗を振りながら、「止まれ!」の合図をしています。

0-83

「あぁ~、やっちまった」

「ネズミ捕り」と言われる「速度超過違反」や「一時不停止違反」などの交通違反で捕まった時の決まりパターンですね。

だいたい、この手の交通違反では、それほど悪質な事例はないので、ほとんどが反則金の青切符をきられることになります。

青切符をもらったドライバーは、翌日にでも郵便局に立ち寄って、泣きながら7,000円とか15,000円とかの反則金を納付することになるのですが。

では、反則金をうっかり払い忘れたらどんな結末になるのでしょうか?


スポンサーリンク


青切符は、実は被疑者の便宜を図る親切処置なのです。

写真で赤丸で囲んだように、正式名称は「交通反則告知書」と言います。

20150601a

裏面を読むと、
『反則金を納付すれば刑罰が科されなくなる制度です』
と書いてあります。

刑罰を課されるなんてイヤですから、さっさと反則金を払って楽になりたいですね。

また、黄色い枠には、反則金を仮納付することが出来ますと書かれています。

反則金を納付することは、被疑者の「権利」なのです。

そうか、この手順で反則金を納付すれば、犯罪者にならなくて済むんだ。

そう思うと、不必要に犯罪者を増やさないための、親切な制度なのです。

20150601c

さらに、
『反則金の納付はあなたの任意です』
とも書かれています。

20150601d

反則金の納付が任意だとしたら、払い忘れたらどうなるんでしょう。

期間内に納付しなかったら
『刑事訴訟法手続で処理されることになります』
って書かれています。

何やら、恐ろしそうなことになりそうです。

20150601h

でも、大丈夫ですよ。
いきなりそのようなことにはなりません。

青切符に関するフローチャートを紹介しましょう。

色々と小難しい手続きがありますが、要点だけを簡略に図示してみました。

20150602c

反則金を納付するまで

③署名捺印

最初に事実確認の署名を求められます。

ここで署名を拒否する権利もありますが、捕まったことで動揺しているところに、

警察官の言葉で
「署名しないと、裁判になって大変なことになりますよ」

なんて言われたら、普通の人は署名してしまいますね。

自分は絶対に違反をしていないと信じていれば、

「そうですか。分かりました、じゃぁ裁判で争います」

と啖呵をきって拒否することもあるでしょうが、普通は署名しますね。

署名を拒否しても、よほど態度が悪くなければ、軽微な交通違反で逮捕されることはありません。

④仮納付

青切符に署名をすると、「納付書・領収証書」を手渡されます。

こんな紙です。

20150601g

番号の「所W123456」は、青切符の番号と同じなので、どの違反切符なのか分かります。

銀行や郵便局で「仮納付」が出来ます。

正式納付場所は「交通違反通告センター」(都道府県によって名称は変わります)で、
金融機関に納めることを「仮納付」と言います。

仮納付の期限は、発行日の翌日から起算して7日目までです。

7日目を超えると、金融機関での仮納付はできなくなります。

ついうっかり、7日目を過ぎてもあわてなくても大丈夫です。

⑤本納付

7日までの仮納付期間が過ぎてしまっても、10日以内であれば、指定の「交通違反通告センター」の窓口で「本納付」が出来ます。

ここまでに納付すれば、何のトラブルもなく、事件として立件されずに完了します。

もしも、納付する意志があるのに納付書を失くしてしまった場合には、慌てずに督促状が来るのを待ちましょう。

⑥警察本部長名で反則金通告(督促状)

反則金を納付しないままで40日を経過すると、警察本部長名(東京都は警視総監名)
反則金通告が郵送されてきます。

いわば、督促状です。

反則金に加えて、郵送料(書留+内容証明)として800円が加算されます。

ここで、素直に納付すれば、完了です。

20150602d

これも忘れて、納付しないで放置すると、最後のチャンスが訪れます。

(最後のチャンスは決まりではないので、電話が来ない場合もあります)

⑦警察から説得の電話(最後通牒)

反則金を納付しないまますっぽかしていると、警察から電話が来ることがあります。

0-92

要件は、「まだ間に合うから反則金を払いなさい。さもないと刑事裁判になりますよ」という内容です。

いわば、最後通牒みたいなものですね。

この説得に応じて納付すれば、滞納金や追徴金はなく、郵送料800円の追加だけで完了します。

都道府県によっては、督促のハガキが送付されてくることもあります。

しかし、この電話やハガキは省略されて、いきなり検察から呼出がかかることもありますから、ケースバイケースで違います。

反則金を納付しないと在宅捜査へ

最後通牒の電話をも無視して反則金を納付しないでいると、在宅捜査となり、検察に送致されて刑事訴訟法での続きになります。

ある日、いきなり、検察から呼出がかかります。

ここまでにならないように、きちんと支払いましょうね。

反則金を納付する意志があり、書類を全部なくしてしまった場合には、地元の警察にその旨を話して、「交通違反通告センター」へ話を通してもらいましょう。

きっと、親切に対応してくれるはずです。

実は、警察や検察当局としても、刑事訴訟法に基づく正式な起訴請求は面倒なので、できれば反則金で済ませたいところなのです。

ですから、反則金納付の意志を示せば、色々と対応してくれると思いますよ。

まとめ

反則金の青切符を失くしてしまったらどうしよう。

そんな時には、あわてないで、じっくり待ちましょう。

40日後には、県警察本部長名で『反則金通告』が郵送されてきますので、これにしたがって納付すれば、追徴金や制裁金は発生しません。

ただし、郵送代金(書留、配達証明)として800円が加算されます。

落ち着いて対応すれば大丈夫です。

もしも検察から呼び出しが来たら指示に従いましょう。

検察では、当日だけ有効な「反則金納付書」を提案されるかもしれません。
これを提案されたら、利用すれば、反則金で済みます。

当日だけ有効な「反則金納付書」が提案されなかったら、略式裁判になりますが、略式裁判で罰金刑になっても金額は殆ど変わりませんから、素直にしたがいましょう。


なんでも調べる『いろはに情報館』です。

調査員は60代男性と50代女性。
熟年の知識と含蓄で古いものほど得意です。

ネット上にあふれる種々雑多な情報を
プロのテクニックで検索して
分かりやすく整理してお届けします。

もちろん、自分たちの経験や知見も
ふんだんに盛り込んでいますので、
借りてきた情報寄せ集めのまとめサイトとは
一線を画した内容を目指しています。

スポンサーリンク


コメント

  1. もりや より:

    自分は前回10ヶ月遅れで支払ったなぁ

    今日はイヤイヤ受け取って、支払い能力無いからすぐに破り捨てた

    「お金無いもん」で2年くらい頑張ってみる

    だって、3年連続年収0 役所で証明書出ます
    現在は自己破産手続き中

    だから、檻の中で3食つきなら願ったりかなったり

    • いろはに太郎 より:

      もりやさん、コメントありがとうございます。

      大変な状況ですね。
      青切符の違反で檻の中と言うことはありません。

      正式な裁判をしても罰金刑ですから。

      早くお仕事が出来るといいですね。