一姫二太郎の意味を調べたら語源が5つもあった

日本では子どもを産むなら「一姫二太郎」が良いと言われます。

その意味は、最初の子は女の子、次は男の子が良いということです。

決して女の子一人に、男の子二人という意味ではありませんよ。

でも、どうして最初は女の子が良いのでしょうか?

その語源を調べてみたら5つもありました。


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女の子は育てやすい説

子育ては大変なことですよね。

女の子は夜泣きもせず、小さい頃は病気にもなりにくく育てやすいので、最初の育児は女の子が良いという説があります。

逆に男の子は熱を出しやすく、昔は高熱を出すと乳児死亡率が高かったので、最初の子育てとしては難易度が高いとも言われていました。

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だから、最初に産む子は、女の子が望ましいと。

どうやら、この説が本命のようですが、他にも異説がありますよ。

女の子を産んだ母親を慰める説

実際は最初の子といえども、世継ぎの男の子を望む家庭が多かったのですが、女の子を産んでしまった母親を慰めるために言われた言葉と言う説も伝えられています。

日本の家督制度では長男が家督を継ぐために男の子が尊重されます。

実際、武家の時代に側室を何人も作ったのは、男の子を望むためであり、単純に色恋だけの問題では無いケースも多かったようです。

男の子が生まれず跡継ぎがなく、家自体がなくなってしまうこともあったわけですが、名門の家系では養子を取って、無理やり世継ぎを作ることも普通に行われていました。

江戸時代には男の子が生まれなければ、養子をもらってまで家督を継がせていたわけですね。

そんな時代に、女の子を産んでしまった母親は肩身が狭い思いをしたことでしょう。

そこでお姑さん
「大丈夫だよ、昔から一姫二太郎っていうじゃないか、次は元気な男の子を産んでおくれよ」
なんて言ってくれたら、お母さんも元気になることでしょう。

お姉ちゃんがお手伝いをする説

最初に女の子が生まれると、お姉ちゃんになって、その後生まれて来るた弟や妹たちの世話が手伝えるから、最初は女の子が良いという説もあります。

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女の子は人手としか思われていない時代だったのです。

男系社会の日本の家督制度においては、本当に欲しい子どもは、あくまでも世継ぎの男子なのですが、女の子が先に生まれたら後から生まれる弟の世話係とみなしてしまうのですね。

家事を手伝う女の子を『姫』と呼んで良いのかという疑問もありますが、最初は女の子が良いと言う言葉のウラには、こんな説もありました。


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産道を広げる説

現代で考えれば男の子は骨格がしっかりしていて初産では産むのに大変時間がかかります。

女の子を先に産んで産道などが慣れて、二人目からは大変にならないのでよいというお医者様もいらしゃいます。

先に女の子を産んで、出産の練習をしましょう的な考えですね。
確かに、二人目は楽だったという話しをよく聞きます。

お医者さんの話ですから、本当のことかもしれませんね。

お母さんの話し相手説

現代の若い世代のママは、結構な人数が最初の子どもとして、女の子を望んでいます。

母親から見れば将来、話し相手になる娘を最初に産んでおいて、二人目はその後で考えると。

娘なら嫁に行っても、たびたび孫を連れて実家に来るけど、男の子は実家にあまり顔を出さないものです。
だから娘の方がよいと考える親世代が多いですね。

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男性の平均寿命が80歳、女性の平均寿命が87歳の時代ですから、夫を亡くしてからおばあちゃんは7年間未亡人として暮らします。

そんな時に、息子は話し相手になりませんが、娘なら(ムスメと言ってもすでに60歳くらいですが)おばあちゃんの話し相手になってくれると言うのは、現実の姿のようです。

現代は一姫だけで終わり

中国の一人っ子政策ではありませんが、現代日本でも一人っ子が増えています。

育児の問題、教育の問題、全てに係る経済的な問題などが一人っ子を増やしています。

男系の家督制度が崩壊してしまった現在日本において、子どもは一人だけと限定した場合、男の子を望むか、女の子を望むかの選択になりますが、上に上げたいくつかの理由と共通するのですが、女の子を望む親(特に母親)が増えているようです。

現代では一姫二太郎ではなく、『一姫だけ』なんですよね。

今の幼稚園では行事のたびに、どちらの親(おじいちゃん・おばあちゃん)が参加するかでもめたり、参加人数が多すぎて人数制限するそうです。

孫一人に旦那さんの両親、祖父母(ひいじいちゃん)お嫁さんの両親などあまりにも多くて大変なそうな。

しかし、いつの時代になっても、親の都合で子供の性別は選べないので、どちらが生まれても愛情を込めて大切にしっかりと育てるのは、親の努めです。


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