犬が水を飲まない!これって病気!?それとも…

犬が水を飲まないと病気ではないかと心配になりますね。

特に、昨日までたっぷり飲んでいたのが、ある日突然飲まなくなれば、何らかの原因や理由などの変化があったことは確かでしょう。

以前飼っていたキャバリア・キングチャールズ・スパニエルの愛称『レオ』は、食が細くて、食べないとなるといつものドッグフードを食べなくなるので、ウェットの缶詰にしたり肉を煮てやったりと手がかかりました。

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写真は元気だった頃の「レオ」です。

この子が、水をたくさん飲むようになり、おしっこが臭いので獣医に診てもらったら、糖尿病でした。
その後、毎日出勤前に、わたしが首筋にインシュリンの注射をしてやる治療が続き、2年後に死にました。

病気だと分かっていても辛いものです。

そんな経験から、急に水をたくさん飲むようになったら、わたしは糖尿病を疑うのですが、逆に犬が水を飲まないようになったら、どんな病気なのか気になって調べてみました。


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水を飲まないから病気とは決められない

水をがぶ飲みする『多飲』の場合は、糖尿病、肝臓病、腎臓病、副腎皮質機能亢進症など、疑われる内臓疾患が幾つかあるのですが、水を飲まない『少飲』では、直結する病気があまりないのです。

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健康な犬であれば、身体が必要としているのに水を飲まないということはありません。
そもそも、生理的に水分が不足すれば、人間と同じように喉が渇くので自発的に飲みますからね。

でも、急に飲まなくなるには、なにか原因や理由があるはずです。

例えば、次のような理由が考えられます。

  1. 水以外の物質から水分を摂っている
  2. 運動が不足して喉が渇かない
  3. 気温が低下したので喉が渇かない
  4. 身体が痛くて飲めない
  5. 内臓の病気で排泄が少ない
  6. 高齢のため代謝が低下している

身体的な理由

身体が痛い

例えば関節炎とか椎間板ヘルニアによる痛みで、首を下げて水を飲む姿勢がとれない場合は、水飲みを我慢してしまいます。

その場合、地面に近い低い位置の皿の水は飲まないけれども、飲む位置が高い給水器の水は飲むようなことがあります。

人間なら「腰が痛いから水が飲めないんだよ」と大げさに騒ぐところですが、犬はペットとして飼われていても、野生の血が残っていますから、痛みを外に表しません。

弱肉強食の野生の環境では、他者に弱みを見せたら、たちまち強者の餌食にされてしまうのですから、うめき声もあげずに騒がず、ただじっと耐えるだけなのです。

骨折とか、関節炎、椎間板ヘルニア、変形脊椎症などが発症した場合、一般に犬の動きが緩慢になります。

元気いっぱいに走り回っていたワンちゃんが、急におとなしくなって水を飲まなくなったら、骨格系の病気や外傷など足の怪我を調べてみましょう。

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歩くときに、ふらついたり、足を引きずったり、跛行がみられるなど、いつもと違う様子が観察されたら要注意ですよ。

現在の我が家愛犬のビーグルは、後ろ足の跛行に気が付き、獣医に診てもらったら椎間板ヘルニアと診断され、2ヶ月ほど安静にして快復しました。

内臓の病気

内臓の病気として心配なのは、腎臓系統です。
腎不全になると、排尿量が減少して、飲水量も減少します。

きちんと診断をしないと分からないので、獣医に診てもらいましょう。

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ただ、後半で説明する『脱水症状』が出ていないで元気ならば、しばらく様子を見てもよいでしょう。

高齢で代謝が低下

老犬で、水を飲まない、餌も食べないとなると、そろそろ寿命が近いのかもしれません。

悲しいことですが、大型犬なら10歳~12歳を超えた辺りから、小型犬なら15歳~17歳を超えた辺りから、そのような可能性が否定できなくなります。

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無理やり押しこむことはしないで、優しく口元を湿らせてやるなど、介護の気持ちで接してあげましょう。

 環境的な理由

餌を変えたから

餌を、つぶつぶのドライタイプから、ウェットタイプの缶詰に変えたり、飼い主の手作りの食餌に変えたりすると、餌から摂る水分量が増えますから、水を飲む量が減るのは当然のことです。

ワンちゃんが、元気に走り回って、表情が普段と変わらなければ心配する必要はありません。

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運動量が減ったり気温が低下したから

生活習慣が変化して、運動量が減ったり、急に気温が低下したりすると、犬の代謝が低下しますから、必要とする水分量も減少します。

当然、飲む水の量も減ります。

なにか、思い当たる原因があって、なおかつ、ワンちゃんが元気であれば心配する必要はありません。

脱水症状をチェックしましょう

犬の様子を見て、脱水症状を起こしているかどうかを、ある程度は判断することが出来ます。

表情を観察する

元気な時の目を思い出してださい。
その時と違っていませんか。

  • 目が落ち込んでいる
  • 無気力な目
  • くぼんだ眼つき
  • 目ヤニ・涙やけがひどい

このようなくもった表情がなく、飼い主の呼びかけに明るく反応するなら、少々飲水量が減っても心配は要りません。

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皮膚を観察する

犬が脱水症状を起こすと、皮膚の弾力が減少しますから、肩の辺りのたるんだ皮膚を持ち上げてみます。

持ち上げた皮膚を放して皮膚の戻りを観察したときに、「プルン」と戻ればOKですが、「ボヨ~ン」といつもよりも戻りが遅いと感じたら危険信号です。

歯茎を観察する

犬の歯茎はピンク色をしています。

ピンク色の歯茎が白くなるまで指で押してから、ゆっくり離して、歯茎の色の戻りをみてください。

健康な犬なら瞬間的にピンク色に戻りますが、脱水症状の犬ではピンク色に戻るのに、秒単位の時間がかかることがあります。
これも危険な徴候です。

同時に、歯茎の状態を観察してください。
健康であれば、歯茎はつるつるしていますが、もしもネバネバしているようであれば脱水症状を呈しているかもしれません。

何らかの脱水症状がみられたら、命にかかわることもあるので、すぐに獣医に診てもらいましょう。

極度の脱水症状であれば、緊急の点滴による補水が必要になります。


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水を飲ませる方法

水を飲まない犬に何とかして飲ませようといろいろな工夫が提案されています。

水飲み環境を変える

水飲み皿で飲まなくなったら、飲水器を使ってみるのもひとつの方法です。
たまり水は飲まなくても、流れる水なら飲んでくれることもあるようで、このような濾過循環式の製品も活用されていますね。

水に味をつける

ネット上で探した情報ですが、水にわずかに味を付けると飲んでくれたという経験談が多数あります。
犬によって好みが違うようですから、あなたの愛犬にはどれが合うのかわかりませんが、次のような味付けで成功しているという報告があげられています。

多種多様ですが、本当に水を飲まなくて困っているなら、試してみる価値はあると思います。

  • 豆乳を加える
  • 牛乳を加える
  • 鶏肉で出汁をとったスープを凍らせておき、その氷を入れる
  • カフェインレスのハーブティー(カモミール)を加える
  • 野菜や鶏肉を煮込んだスープを加える
  • 冷凍フルーツ、シャーベットを入れる
  • レバーの茹で汁を加える
  • ヤギミルク・パウダーを加える

餌に水分を混ぜる

味を付けても水を飲まないワンちゃんには、餌の水分量を増やす方法を試してみます。
具体的には、上記「水に味をつける」で使った食材を、餌に混ぜるという方法です。

次は、ほんの一例ですが、次のような工夫があります。

  • 牛乳をほんの少し足す
  • 冷やした鶏ガラスープなどをご飯にかける
  • ささみスープは効果がある
  • 鶏肉を圧力鍋で抽出して一晩冷蔵庫で冷やして脂を取りそのスープをドライフードにかけてやる
  • レバーの茹で汁を餌に混ぜる
  • ヤギミルクパウダーを、ぬるめのお湯に溶いて餌に混ぜる
  • 野菜や鶏肉を煮込んだスープをドライフードにかける

シリンジで飲ませる

どうしても飲んでくれない場合は、直接口の中に流してやる方法になります。

スポイトを使う方法とシリンジ(プラスチックの注射器)を使う方法がありますが、シリンジの方が使いやすいようですね。

ネット上の書き込みで
「5ccの小さなシリンジしか手に入らないので苦労をした。大きいシリンジが欲しい」
という方がいらっしゃいました。

確かに、店頭で販売しているところは少ないでしょうが、通販で購入することが出来ますので、必要に応じてご利用ください。

元気なうちにいろいろな情報を

現在、我が家ではビーグル犬を飼っています。

前回とその前と、続けてキャバリア・キングチャールズ・スパニエルを飼ったのですが、二匹とも病気で喪いました。
前回のレオは冒頭に書いたように糖尿病で、その前のクララはおそらく脳卒中だと思います。
突然、キャンと哭いて倒れたので、獣医に駆け込んだのですが、間に合いませんでした。

キャバリアは、病気に弱い血統だとも言われていますので、今度は元気で天寿を全うしてくれる犬種が良いということで選んだのがビーグルです。

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今年で10歳になり、我が家の犬では長老記録を更新中です。

今のところ元気いっぱいで、食欲も旺盛でなんでも食べるし水も飲みます。

でも、何かあった時に調べても間に合わないことが多いので、もし、水を飲まなくなったらどうしようかと思って、今回は調べました。

まずは、脱水症状のチェックをして、表情豊かで元気であれば、まぁ、心配はないということですね。

もしも、脱水症状を呈していれば、緊急事態なので、すぐ獣医さんに連れて行きましょう。


なんでも調べる『いろはに情報館』です。

調査員は60代男性と50代女性。
熟年の知識と含蓄で古いものほど得意です。

ネット上にあふれる種々雑多な情報を
プロのテクニックで検索して
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もちろん、自分たちの経験や知見も
ふんだんに盛り込んでいますので、
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