敬老の日と老人の日の違いを完全図解!小学生でも分かるよ

日本には、敬老の日と老人の日がある

あなたは知っていましたか、日本には、『敬老の日』とは別に『老人の日』があるんです。

しかも、その存在意義も目的も、さらには行事の内容も違うのです。

二つの違いを解説している記事はたくさんありますが、どれを見ても解説が長くて読むのが嫌になります。

この記事では、大胆に図解で説明しますから、誰でも一目で違いが分かりますよ。


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行事の内容の違い

下の図を見れば、その違いが分かりますね。

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敬老の日は若者が動く

敬老の日の意義は

『多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う』

とされていますので、活動する主体は若者なのです。

つまり、

  • 若者が老人を敬愛し
  • 若者が長寿を祝う

のです。

主たる行事の様式は、老人をひな壇に座らせて、祝辞を述べたりプレセントやお祝い金を贈呈したりする、式典形式が多いのです。

老人の日は老人が動く

老人の日の意義は

《国民の間に広く老人の福祉についての関心と理解を深めるとともに、老人に対し自らの生活の向上に努める意欲を促すため、老人の日及び老人週間を設ける》

とされていますので、敬老の日ような式典はありません。

一言で表現すると、こういうことです。
『老人はもっと積極的に外に出て活躍しなさい』と。
社会では、そのような環境を作るように努力しましょう。

老人福祉に対する、国民に対しての「啓発の日」でもあるわけです。

だから、活動の主体は老人であり、ゲートボール大会やグランドゴルフ大会とか、ボランティア活動など、老人が社会に関わる機会を作ろうとします。


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法律的な違い

「敬老の日」は、祝日ですから多くの皆さんが知っている通りです。

一方の「老人の日」は、祝日ではありませんが、法律で定められた日なのです。

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敬老の日は祝日法

「敬老の日」は、祝日法で定められた祝日です。

正確に書けば「国民の祝日に関する法律 第2条」です。

敬老の日は、以前は9月15日でしたが、現在はハッピーマンディーにより9月の第3月曜日に制定されています。

老人の日は老人福祉法

「老人の日」は、祝日ではありませんが、れっきとした国の法律で定められた『日』なのです。

9月15日は「老人の日」ですが、さらに、そこからの1週間は「老人週間」と定めて、老人福祉に関わる行事や啓蒙活動をするように規定しています。

祝日ではないので、ハッピーマンデーとは関係なく、毎年9月15日に固定されています。

実は、9月15日に固定されていることが、「老人の日」制定に深く関わっているのです。

なぜ、「敬老の日」と「老人の日」と二つの日があるのか。

従来は、一緒だったのですが、ハッピーマンデーが気に入らないからと、老人団体がクレームを付けて、政府が折れて、仕方なく2つ出来たのです。

その流れも、簡略化して図解で説明します。

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としよりの日のはじまり

そもそもの発端は、1947年(昭和22年)に兵庫県多可郡野間谷村(現在は合併して:多可町)の門脇村長と山本助役が提唱した「としよりの日」が始まりだとされています。

野間谷村では、
「老人を大切にし、年寄りの知恵を借りて村作りをしよう」
と、9月15日を「としよりの日」と定め、従来から敬老会を開いていました。

この時に定めた9月15日と言う日付には特別な由来などはなく、門脇村長と山本助役が相談して
「農閑期で暇だし、気候も良いからこの日にしよう」
と言ったかどうかは分かりませんが、概ねそのようなノリだったようです。

この活動が、1950年(昭和25年)に敬老・福祉の県民運動に広がりました。

更に、この活動を、中央社会福祉協議会(現在の『全国社会福祉協議会』)が取り上げて、全国活動まで引き上げました。

その後『としよりの日』ってのは、いかにも野暮ったいということで、1964年(昭和39年)に『老人の日』に名称が改められました。

とうとう祝日にまで発展

1966年(昭和41年)に『国民の祝日に関する法律』が改正によって、「敬老の日」が制定されて祝日になりました。

同時に、老人福祉法でも『老人の日』が9月15日定められたのです。

つまり、この時には『敬老の日』と『老人の日』は共に、9月15日だったのです。

ハッピーマンデーへの賛否

2000年(平成12年)から「成人の日」と「体育の日」が、いわゆる「ハッピーマンデー制度」で日付が変わりました。

この時に「敬老の日」と「海の日」もハッピーマンデー候補に挙げられたのですが、全国老人クラブ連合会などの高齢者団体の反発があり、この時点では実施は見送られたのです。

しかし、大きな流れは止めることができません。

政府は

  • 「敬老の日」をハッピーマンデーに変更するかわりに
    (2003年(平成15年)から)
  • 「老人の日」を9月15日に制定(「老人福祉法」改正)
    (2002年(平成14年)から)

と妥協案を定めたのです。

結果として、『敬老の日』と『老人の日』と、似たような記念日が分かれて、それぞれ別の日に出来てしまったのです。
(たまたま9月15日が月曜日になれば、『敬老』と『老人』は同じ日になります。)


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