尿酸値を下げる薬の副作用はどうかな。

血中尿酸値の正常値は、3.0~7.0mg/dLとされており、7.0mg/dLを超えると「高尿酸血症」と診断されます。

高尿酸血症自体は症状がありませんが、長い間続くと、尿酸の結晶が徐々に沈着していき、痛風や尿路結石や腎障害などの合併症を発生します。

そのため、9.0mg/dLを超えると、自覚症状がなくても投薬治療の対象となります。


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経験者の話によると、痛風のひどい状態になると、風が吹いても足の親指の付け根が痛いそうです。
それこそ、風が吹くだけでも痛いことから「痛風」の名が付いたと言われています。


尿酸値を下げる薬はその作用原理によって次の2種類があります。

●体内に溜まった尿酸を排泄する薬【尿酸排泄促進薬】

●尿酸の生成そのものを抑制する薬【尿酸生成抑制薬】

これらの薬剤の使い分けは、病気の型によって判断するのですが、検査が煩雑なので、正確な病型診断はあまり行われておらず、医師の判断で選択されており、【尿酸生成抑制薬】の方が多く使用されています。

どちらの薬剤も、重篤な副作用の発生は極めてまれですが、食欲不振や悪寒などの異変を感じたら直ちに投薬医に相談しましょう。

また、服用初期の関節痛(痛風の痛み|下記)は、しばしば発生するところです。

【尿酸排泄促進薬】

これらの薬は 生理作用に直接的な関与が小さいので、副作用の心配は比較的小さい薬剤ですが、
劇症肝炎がおこり,死亡した例が報告されています。

血中の尿酸を尿中に排泄するので、一時的に尿中の尿酸濃度が上昇します。
そのため、尿路結石症(尿酸結石)を引き起こす可能性があります。

医師の指導のもとに服用すれば、重篤な副作用の心配は不要でしょう。

【尿酸生成抑制薬】

人によっては下痢を起こしたり、倦怠感(だるさ)を感じる場合があります。

重篤な副作用は極めてまれなことですが、発熱、発疹(ほっしん)、肝・腎障害、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症などがおこったときは使用を中止します。


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服用初期に痛風の痛みが発生することがあります

薬の薬理作用ではないのですが、投薬初期(飲みはじめの頃)に、痛風の痛みを伴うことがあります。

服用によって薬が効き始めると、体内の尿酸の生成が抑制されます。
その結果として、血中尿酸値が低下します。

すると、関節の滑膜などに付着していた尿酸の結晶が血中に溶け出すために痛風の痛みを引き起こすのです。

だから、高尿酸血症の治療では、服用初期には量を減らして、時間をかけてゆっくりゆっくり低下させます。


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