500円硬貨の偽造防止技術!隠し文字を探せ

世界一高額面の硬貨は日本の500円

天皇在位記念や皇太子御成婚記念、あるいはオリンピックなどの記念コインを除けば、通常流通しているコインとしては、日本の500円硬貨が額面金額が世界一高額な硬貨です。

ほぼ同額でスイスの5フランがあります。
円高でスイスフランが100円以下になれば500円硬貨が高額ですが、円安になるとスイス5フランコインが高額になります。

ちなみに2017年5月現在では、スイス5フラン硬貨が570円なので負けています。


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造幣局が公開している偽造防止技術4つ

高額であれば、偽物が出回るのが世の常であり、硬貨鋳造を担当している造幣局では、偽造防止のために世界最先端の精密な加工技術を500円硬貨に投入しています。

その4つがこれです。

見る角度によって文字が浮かび上がる「潜像加工」

500円の2つのゼロの中に、見る角度あるいは光の当たり方によってこれ500円の文字もしくは縦棒が現れます。

これは日常的に目にするので皆さんご存知の通りです。

造幣局の説明によればイギリスの2ポンド硬貨にも使用されていますが、通常の流通貨幣としての発行は極めて少ないのです。

これは見て想像出来るとおりゼロの中に横棒の細かい溝がたくさん入っていて、その微妙な角度の違いで像が現れるように工夫しています。

世界で初めて採用の外周斜めギザ

効果の外周にギザギザが入っているものはたくさんあります。

本来の目的はコインの回収を削りとる偽造を防ぐためのものでした。
このギザギザを斜めにすることによって偽造しにくくしています。

大量生産型の流通硬貨で斜めギザギザを採用したのはこの500円硬貨が世界で初めてです。

桐の葉模様は超精密な微細点加工

桐の葉っぱの中央部に非常に小さな点々の模様があります。
これは微細な穴加工行ったもので、微細点と呼んでいます。

偽造テクニックとして、悪者がコインの表面を転写する方法がありますが、これだけ細かい点は転写では写し取れませんので、偽造を防ぐ効果が非常に高いのです。

微細線加工も転写では写し取れない

表面の上と下に「日本国」及び「五百円」の文字を囲むように細い縦線が入っています。

この縦線は髪の毛よりも細く精密な金属彫刻によって作る微細線加工といいます。

前項の微細点加工と同じように、転写では写し取れないので偽造防止の効果は非常に高いものがあります。


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公開していない秘密のNIPPONがある

表面(日本国側)のNIPPON

桐の実なのか花なのか、その一部を拡大してみると、NIPPONの文字が隠れていることがわかります。

残念ながら私が持っている撮影機材ではこの程度の解像度しか表現できませんでしたが、なんとかNIPPONの雰囲気だけは感じられると思います。

素晴らしい加工技術ですね。

裏面(数字側)のNIPPON

表面と同じように数字面にもNIPPONが隠れています。

こちらの方が場所を特定しやすいので顕微鏡などある方は頑張って探してみてください。

この隠し文字も当然偽造防止技術ではありますが一般の人が判別できないので、現場で犯人を捉えることはできませんね。

まとめ

1円や10円では、大量に偽造をしても単価が低いので経済的利益は大きく採れませんね。
そのため、偽装被害はあまり聞かれませんが、500円となると金額が大きいので偽造する価値がでて来るようです。

だいぶ前のことですが、韓国のコインに穴を空けるなどの加工をして、自動販売機で使う事件がありましたが、現在では自動販売機が受け付けてくれないようです。

500円硬貨の偽造防止技術を探るためにいろいろと調べてみましたが日本の造幣局の加工技術は素晴らしいものがあります。

実際に流通している硬貨の表面を見ると細かな傷がたくさんついていて、使われ方の激しさを感じました。

撮影機材がもう少ししっかりしていれば、きれいな画像をお届けできるのですが、しょぼい画像で申しわけありません。

先日、造幣局の見学に行った際に、そこでプルーフ貨幣というものがあることを知りました。
通常流通している硬貨も、精密な加工技術で作られていますが、プルーフ貨幣は、金型は2度打ちをして、1個ずつ手で研磨するなど、とても丁寧に作られています。

年号が入るので、周年行事や祝事の記念品として利用すると思い出に残ります。

わたしの父が今年卆寿を迎えますので、プルーフ貨幣を購入して、記念品としてプレゼントしました。
父は、プルーフ貨幣の存在を知らなかったので、とても喜んでくれました。

>> 紙幣の隠しマイクロ文字の記事もご覧ください。


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