タクシーとハイヤーの違いは法律の規定です。

タクシーとハイヤーの違いは法律の規定です

タクシーとハイヤーって、同じように使っているけど違いがよく分かりませんね。

地方の高齢者の中には、タクシーとハイヤーを完全に混同している人も多いようですが、実はちょっと違うのです。

なんとなく、ハイヤーのほうが高級っぽいけど、実際のところどんなふうに違うのでしょうか。


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法律の規定によると

  • タクシーは、乗車区間だけの支払い
  • ハイヤーは、営業所を出てから戻るまでの貸し切り契約

もっと簡単に表現すると

  • タクシーは、流し営業ができる手軽さが売り。
  • ハイヤーは、お迎えに来てくれる高級感が売り。

法律の条文では

法律では次のように規定されています。(Wikipediaより)

タクシー業務適正化特別措置法において、「この法令の記述で用いる用語」として以下の記述がされている。

第2条1号
この法律で「タクシー」とは、一般乗用旅客自動車運送事業(道路運送法(昭和26年法律第183号)第3条第1号ハの一般乗用旅客自動車運送事業をいう。以下同じ)を経営する者がその事業の用に供する自動車でハイヤー以外のものをいう。

第2条2号
この法律で「ハイヤー」とは、一般乗用旅客自動車運送事業を経営する者がその事業の用に供する自動車で当該自動車による運送の引受けが営業所のみにおいて行なわれるものをいう。

簡単に書けば、明確な違いは、次の点です。

  • タクシーは『乗車区間』だけの支払い
  • ハイヤーは『営業所→迎車→実車→帰社→帰庫』までの全区間支払い

タクシーとハイヤーの現実的な比較表

見やすいように、比較表にまとめてみました。

業界では、ハイヤーを高級路線として、タクシーとは区分けして商売していますが、次の表のような違いがあります。

 項目 タクシー ハイヤー
外観イメージ 0-33  0-10
 車種 5ナンバーセダンが多い  3ナンバーの高級セダンが多い
 車体塗装 黄色やグリーンなど目立つ色 黒塗り高級車の雰囲気
 課金区間 乗車区間だけの料金を支払う 営業所「出発」→「お迎え」→「実車」→「車庫」に戻るまでの全区間の料金を支払う
 メーター 助手席前など目立つところに付いている ついていないかカバーなどで隠す
 屋根の看板 『TAXI』の行灯がある 行灯がない車両が多い
 料金 メーターで支払う
(一部定額制もある)
予め契約で料金を決める
 流し営業 流し営業が出来る 予約制なので流し営業はやらない
 主な顧客 通りがかりの個人 契約した法人
ドアの開閉 運転席操作による自動ドア 運転手が下車して外からドアの開閉をする
金額例
(東京→成田)
高速代含まず
20,800円(日本交通)
安い
35,000円(日本交通)
高い

丁寧に表を見比べて頂ければ、違いは分かると思います。


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まとめてみると

営業所に待機している車を電話で呼びだして、自宅から乗ったとしても、乗車料金をメーターで支払うのはハイヤーではありません。
タクシーを呼び出しただけのことです。
その際、呼び出し料金(迎車料金)を支払うのもタクシーだからです。

ハイヤーには、そもそも、迎車料金とか実車料金という概念が存在しませんから。

一般論としては、個人がハイヤーを頼むことはほとんどありません。
例外的にあるとすれば、冠婚葬祭などで、一日中貸切状態で使うようなケースが考えられます。

ハイヤーは、車庫から出て、車庫に戻るまでの時間と距離が加算されるし、車両も高級車が多いので、どうしてもタクシーよりも割高になリます。

逆に言えば、単純な移動手段というだけではなく、高い料金を支払ってでも、高級感のあるサービスを期待するのがハイヤーだと言えそうです。


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