今、カタログ商品として世界で一番大きいバイクってどんなものでしょうか?
(高さが3mもあるようなギネス狙いの芸術品は別として、工業製品として販売されているものに限定してね)
最大の工業生産バイクはBOSSHOSS
アメリカのボスホス(BOSSHOSS)と言うバイクメーカーの製品がすごいですね。
この子の前に来たら、ハーレーやアマゾネスといえども、お辞儀をして通るだろうってものですよ。
何しろ、GMのシボレーV8エンジンをバイクに積んでいるのだからシャレにもならない大きさです。
燃費は僅かに3km/L程度らしいです。
上の写真は、2007年度カタログに掲載されていたバイクで
・500馬力、
・重さ600kg
の化け物ですが、2009年度版カタログでは8200ccはなくなり、6200ccが最大になっています
(それでも十分に大きいですけどね)。
おそらくシボレーからのエンジン供給の都合によるのでしょう。
昔、合格率がとても低く、厳しいと言われていたのが幻の「限定解除」免許試験です。
その関門のひとつが、倒れた大型バイクを起こすことだとされていました。
当時の対象バイクは750ccでした(例えばホンダCB750は235kg)が、これをクリアできない受験者が結構いたと聞いています。
特に女性にとっては厳しかったはずです。
もしも試験車両がボスホスで、重量600kgの化け物バイクを起こすことが条件だったら、プロレスラーくらいしか合格できなかったことでしょう。
価格も怪物並みで800万円もします。
下の動画の所有者は、850万円と言っています。
ついでに、サウンドも聞いてみてください。
2016年7月追記
新しい情報を求めてテネシー州のBOSS HOSS社のサイトを調べてみたところ、最近ではバイクよりもトライクに重点をおいているようです。
公式サイトに価格の表示はなく、すべてが特別仕様車で、オプション設定をしてから見積もりを取る形式のようです。
価格がはっきり分かる米国での中古車価格を2つ示します。
下の写真(赤)
2012年製 Boss Hoss BHC-3 LS300 (4804cc 295HP)が
54,000ドル。
下の写真(白)
2012年製 BOSS HOSS BHC-3 LS 3 SS (6,200cc 445HP)が、
53,750ドル。
どちらも4年落ちで、ほぼ570万円ですから、新車価格が800万円程度は変わっていないようです。
エンジンの前に付いている扇風機で熱風を送られたら、蒸焼きになりそうな予感がします。
2017年5月追記
BOSSHOSSのサイトを見ると、2015年のカタログが最新ですから、上記の2016年情報から変わっていません。
やはり、トライクの品種が多くバイクよりもトライクがメインになっています。
バイクは『BHC-3 LS3』と『BHC-3 LS3 SS』の2機種ですが、仕様表を見るとまったく同じなのでどこが違うのか分かりません。
排気量は6200cc、445HPのGM製エンジンを積んでいるので、上に示した570万円の白い中古車と同じです。
ギアはセミオートマチックの2段変速で、バックギアが付いています。
価格は提示されていません。
車両総重量が760kg、乾燥重量が483kgです。
BOSSHOSS JAPANの情報によると、ある品種のトライクが1200万円なので、バイクはやはり800万円程度だろうと推定できます。
関連コンテンツと広告
コメント
ボスホスは、今新車カタログないの?
ホスBOSSは、憧れマシーン❤感動