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赤の反対色はたくさんある
赤の反対の色は何でしょうか?
なぞなぞ・クイズみたいですが、実は正解がたくさんあります。
何を基準にするかによって、反対の概念が変わってしまうからです。
- 1 色相環の補色
- 2 紅白対抗戦
- 3 風水の南北
- 4 トランプのスート
- 5 交通信号
- 6 暖色と寒色
- 7 光の波長
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科学的に赤の反対色と言えば補色の『青緑』
『反対の色』は漠然とした概念ですが、
『反対色』は色彩化学的に説明できる色のように捉えられます。
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反対色は残像で見える
下の図の赤い丸を10秒位凝視して、右の白い空間に視点をずらして見てください。
すぐに消えてしまいますが、
青っぽいような、
緑っぽいような
丸い残像が、
ぼんやり見えていたと思います。
この色が、赤の『補色』です。
色相環を見ると、丁度、反対側に位置しています。
病院の手術着や手術中に患者にかぶせるシーツが青緑色をしているのは、術野の出血を凝視し医師が視線をずらしたときに、残像の補色で目が眩まないように配慮しているためです。
赤の反対色(補色)は「青緑」です。
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色相環の色を混ぜると中間色になる
絵の具の色を等量混ぜると、色相環の中間の色になります。
- 「黄」+「緑」=「黄緑」
- 「赤」+「黄」=「橙」
- 「赤」+「青」=「紫」
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色相環の反対の色を混ぜると黒になる
色を混ぜると色相環の中間の色になることが分かりましたが、反対の色(補色)を混ぜたらどうなりますか?
実は、黒になるのです。
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紅白対抗戦では赤の反対の色は『白』
紅白歌合戦が有名ですが、日本では古来から合戦は、紅白が戦うものとされています。
野球でチーム内の練習試合でも、「紅白戦」と言いますね。
コト始まりは、源平の戦いで、
- 源氏が白の旗、
- 平家が赤の旗を
掲げたからとの説が有力ですが、
紅白の由来については諸説あるようです。
例えばこのような例です。
赤ちゃんの「赤」⇔ 死に装束の「白」
女性の経血を「赤」⇔ 男性の精液を「白」
由来はともかく、赤の反対の色は「白」です。
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四神相応では南の「赤」に対して北は「黒」
風水に由来する四神相応においては、
- 南は朱雀の朱つまり「赤」、
- 北は玄武の「黒」
となっています。
だから、赤の反対の色は「黒」です。
トランプのスートは「赤」と「黒」
トランプのマークのことをスートと言います。
皆さんご存知のように、
- ハートとダイヤが「赤」
- スペードとクラブが「黒」
赤の反対の色は「黒」です。
目次に戻る交通信号では止まれの「赤」に対して、進めは「青」
交通信号は3色で、
- 止まれの「赤」と、
- 進めの「青」は
反対と言わざるを得ませんね。
実際には、青緑っぽいのですが、交通信号では赤の反対の色は「青」です。
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暖色の「赤」に対して寒色は「青」
見た感じが暖かそうな色を暖色と言います。
逆に見ただけで寒そうな色を寒色と言いいます。
- 暖色系の代表は「赤」で、
- 寒色系の代表は「青」なので、
赤の反対の色は「青」です。
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波長が長い色が「赤」に対して、波長が短い色は「紫」
「長」と「短」は、反対の組み合わせですね。
可視光で
- 最も波長が長い色が「赤」で、
- 波長が短い色は「紫」です。
赤よりも波長が長いと赤外線になって見えなくなります。
紫よりも波長が短いと紫外線になって見えなくなります。
虹の七色が「赤橙黄緑青藍紫」ですから、赤と紫が両端に位置します。
可視光で最も波長が長い色である「赤」の反対の色は「紫」です。
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まとめの一言
同じ質問に対して、視点を変えるとこれほどに、答えが変わるんですね。
面白い問題です。
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