アメリカンバイク(バイクのカテゴリ)
年配者のわたしが一般の人に「バイクが趣味です」というと、
「あぁ、ハーレーですか?」なんて言われるほど、大型バイクの代名詞になっていますね。
アメリカン・バイクといえば、ハレーダビッドソンが代表機種ですね。
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アメリカン・バイクの特徴
ハーレー・ダビッドソンが代表車種で、その特徴は、
- フロントフォークが長く、
- 前輪が前方に飛び出している
- シートは低くて、
- 足を前のステップに投げ出してふんぞり返る「殿様乗り」が出来る
乗車姿勢が楽なので長距離を走っても手足や腰が痛くならないのは狙い通りですが、乗車姿勢からも想像できる通り、戦闘的な乗り方は出来ません。
そんな乗車姿勢には頻繁なギアチェンジは似合わないので、ほとんどギアチェンジをしなくても良い低速トルクが太い大型エンジンが必要であり、ドッドッドッというバイクらしい響きもフィーリングとして必要なので、V型2気筒エンジンになります。
間違っても6気筒マルチなんかを積んではいけません。
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まとめると、
- エンジンはドコドコと振動を発するV型2気筒を旨とし、
- トルクに余裕がある大排気量(ハーレーなら最小でも883cc)をもってヨシとし、
- エンジン音も楽しみの一部なので一般にでかい音がする
となります。
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音がやかましい
住宅街で早朝ツーリングに出かけるときなどは、暖気などそっちのけでとにかく早く消え去らないと苦情が来ることは間違いありません。
ハーレーと並走してトンネルに入ると誰しも「やかましいぞコノヤロ」と思うに違いないでしょう。
ジャメリカン・バイク
日本では、400cc以下のアメリカンと称するバイクが販売されていましたが、こういうのをジャメリカンと揶揄する言い方もあります。
しかし、50ccまで小さくするとパロディとして別の価値が出てくるのです。
ホンダのマグナ50なんかは、仕上げもきれいでよく出来たバイクです。
だが、所詮はパロディです。
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曲がらないのがアメリカンの乗り味
アメリカンバイクはフロント・フォークが長いので、自然にキャスター角が大きくなりトレールも長いので、直進安定性は抜群です。
だが、その反面、カーブで曲がれないと言う問題があります。
カーブで曲がれないバイクがあるはずがないので、正確に言うときわめて曲がりにくいのです。
スピードを相当程度落とすか、シートから腰をずらすハングオンでもやらなければ、ゆるいワインディングでも曲がり切れないので、軽トラにさえ煽られるというバイク乗りにとってみっともない状況になります。
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直進以外の走行を考えていないと言わんばかりのかたくなさには、職人のこだわりみたいなものを感じますが、私は欲しくありません。
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