ジャンベの選び方
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大きさで選ぶ
ジャンベを選ぶポイントはいろいろありますが、もっとも重要なのは大きさです。
12インチ以上の標準サイズとなるととても重くて、10キロを超えるものもあるほどです。
大きさの分け方は統一されていませんが、あまり細かく分けても意味がありませんので、3つに大別して、それぞれの特徴を説明します。
なお、下の分類によると11インチが所属する場所がありませんが、標準サイズと少サイズの中間的な性質だと理解してください。
なお、ここで言うサイズは、鉄リングの最大直径ではなく、皮が張られている打面口径を意味します。
しかし、業界ではサイズ表示に関して統一されたルールがなくて、大きく見せるために最大直径を表示する場合も多く見られます。
目次に戻る標準サイズのジャンベ(12~14インチ)
西アフリカで『ジャンベ』と言えば、自動的にこのサイズを意味するほど普通のサイズです。
標準サイズは12インチでしょうね。
低音を強調したい場合は14インチを選ぶことになりますが、大きいし重いし、取扱性が格段に悪くなります。
下の写真は14インチです。
標準サイズを簡単にまとめるとこんなことです。
- 太い低音を期待するなら、このサイズを選ぶしかありません。
- 音量が大きいので、生音で演奏できる。
- 低音・中音・高音(Bass/Tone/Slap)のバランスが良いので、プロが使う。
- 低音・中音・高音(Bass/Tone/Slap)が打ちやすいので、初心者向き。
- ただし、でかくて、しかも重い。
演奏のプロや西アフリカ現地の儀式などに使うのはこのサイズで、深みのある伸びやかな低音、弾くような中音、キレのある高音とジャンベの魅力が集約されています。
プロが愛用する反面、意外にも初心者が最も叩きやすいのも標準サイズなのです。
ジャンベの魅力は、一つの打面で、低音・中音・高音(Bass/Tone/Slap)を打ち分けて音色を楽しむことです。
ところが、口径が小さくなるとこの叩き分けが難しくなるのです。
だから、初心者から相談されたら、まず標準サイズをおすすめします。
ところが、でかくて重いので、ある程度の体格がないと持て余してしまいます。
メートル法で表現すれば、口径が30cm~36cmになります。
鉄リング部分が打面口径よりも4~5センチ大きくなるので、最大直径は35センチから40センチほどになります。
長さの規定はありませんが、大体55cm~65cm程度です。
これより大きいジャンベもないわけではありませんが、やたらに重くなり、低音が太くなる反面、高音のキレが悪くなるのであまり作られません。
ブルキナ・ファソ産のジャンベには大口径がありますが、ジャンベソロよりも、低音伴奏楽器として利用されることが多いです。
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小サイズのジャンベ(8~10インチ)
このサイズは、ジャンベの特性を残しながら、小型化した製品という位置づけです。
小型サイズを簡単にまとめるとこんなことです。
- 持ち運びを優先して、ジャンベの音を出したいのなら、このサイズになります。
- 低音はやや弱くなります。
- 低音・中音・高音(Bass/Tone/Slap)の打ち分けは出来ますが、初心者にはちょっと難しい。
- 音量が小さいので、セッションにはマイクとアンプが必要。
- 胴の内部空洞の出来具合で低音の伸びが変わるので、個体差(製品による当たり外れ)が大きい。
小型だけれども、ジャンベとしての演奏が出来る大きさです。
打面口径が、20cm~25cm程度で、最大直径は24~29センチほどの製品です。
長さはいろいろですが、45cmくらいが多いようです。
重さは、3~4kg程度です。
ジャズセッションなどのために機材を持ち運んで演奏するような場合には、このサイズが良いでしょう。
大きめのリュックサックなら簡単に入ってしまいますから、気軽に持ち出せます。
旅先やキャンプファイアーでの盛り上げ役にはぴったりです。
低音が多少弱い点はありますが、個体差が大きいので良い製品に当たればさほど問題にならないかもしれません。
また、Bass/Tone/Slapが打ち分けられると言っても、結構難しいので、この弱点を演奏テクニックでカバーする楽しみもあります。
音を出す練習用ならば構いませんが、きちんと演奏で使おうと思うならば、音の打ち分けが難しいので初心者にはオススメ出来ません。
目次に戻るミニサイズのジャンベ(6インチ以下)
ここまで小さくなると、もはやジャンベとしての音は期待できません。
ジャンベの形をした小さな太鼓です。
ミニサイズを簡単にまとめるとこんなことです。
- ジャンベの形をしていますが、ジャンベとしての音質機能は著しく失っています。
- 低音・高音(Bass/Slap)の打ち分けは出来ますが、中音(Tone)は無理でしょう。
- 小さな太鼓スタイルのパーカッションとして、セッションに参加するのは面白いかもしれません。
- 小さいので、持ち運び自由です。
ジャンベの形をしてますが、ジャンベとしての演奏は出来ません。
ただ、Bass/Slapの打ち分けは可能ですから、小さな太鼓型パーカッションとして利用するのはアリでしょう。
ラテン音楽には合いそうですね。
ジャンベの分類として議論することに意味が感じられません。
装飾品やおみやげ品などとして作られているもの多数見受けられます。
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テンション構造で選ぶ
ジャンベは、胴の片面に動物の皮(主に山羊の皮)を張った構造をしています。
この皮を、強い張力で引っ張って、響きの良い音を作り出しています。
山羊の皮をどのように引っ張るかのテンション構造は、ロープ構造とメカニカル構造の2種類に別れます。
2つのテンション構造
西アフリカで生まれた伝統的なジャンベは、生産国に関わらず、すべてがロープ構造になります。
メカニカル構造は、主としてアメリカの楽器メーカーが創りだしたものですから、メカニカル構造を選ぶということは、西アフリカの伝統楽器ではなく、楽器メーカーの工業生産製品を選ぶことになります。
ロープ構造とは
西アフリカで普通に作られるジャンベの構造です。
山羊の皮を2本の鉄リングで挟んで、鉄リングをロープで引っ張ることによって、張力をかけます。
メカニカル(金属)構造とは
あたかもドラムセットのように、皮を固定した金属部品をネジで引っ張る構造です。
メーカーによっていろいろな形がありますが、基本的にネジで引っ張るのは同じ考え方です。
Remo
Toca
Minel
Pearl
LP
目次に戻るロープ構造の特徴
伝統的な西アフリカのジャンベといえば、国や地域にかかわらず、すべてがロープ構造です。
ジャンベの基本はロープ構造なのです。
ロープ構造には、昔、まともな加工機械や道具がない中で、先人が創りあげた機能美があります。
- 古典的な機能美を有する外観が美しい。(主観的な問題だが)
- 特別な道具がなくてもチューニング(張力調整)が出来る。
- チューニングには、ある程度技術が必要。
- 汎用的な山羊の皮を使って張替えができるが、專門技術が必要。
機能美を感じるかどうかは、人それぞれですが、伝統的な現地の文化を味わえるのは、ロープ構造の最大の魅力かもしれません。
音のノビが良いとも言われますが、これも主観的な感覚かもしれません。
一方で、めんどくさい構造であることも事実です。
湿度変化や経時変化によって皮が伸びてテンション(張力)が低下したら、チューニング(張力調整)が必要ですが、ロープ型ジャンベのチューニングには技術的な慣れが必要です。
こんな風に皮が破れた場合の張り替えは、山羊の皮があれば、生産国に関係なくどこでも修理ができます。
(もちろん日本でも)
この汎用性はメリットですが、なかなか自分でできる人は少ないでしょう。
専門家に依頼すると、皮代と工賃で15,000円以上はかかってしまいます。
別の記事ですが、自分で張り替える方法を詳しく説明しています。
目次に戻るメカニカル構造の特徴
メカニカルな構造なので、専用のキーやレンチがあれば簡単にチューニングが出来ます。
しかし、メーカーごとに構造が違うので、相互の互換性はありません。
- 伝統的な美しさを感じられない。(主観的な問題だが)
- 専用の器具(キーやレンチ)を使えば、誰でもチューニングが出来る。
- 専用の器具を紛失すると、チューニングができなくなる。
- ヘッドの構造が決まっているので、汎用的な山羊の皮を使う張り替えができない。
- 専用の交換ヘッド部品を購入すれば、誰でも交換修理ができる。
外観が悪いと思うのは主観的な問題ですが、ロープ構造と比べると美しくない。
構造が単純明快でこれが好みだという人もいらっしゃるでしょうから、これ以上は言いますまい。
ロープ構造よりも『音が悪い』という評価もありますが、これも主観的な問題でしょう。
伝統的なロープ構造のほうが本物だとの思い込みが強いのかもしれません。
湿気でテンションが下がってしまっても、自分で簡単にチューニングが出来ます。
極端な場合、曲ごとにキーを合わせてテンション調整をするような高等なワザも使うことも出来ます。
革が破れてしまった場合には、交換部品としてヘッドを注文すれば、自分で簡単に交換できます。
REMOの交換ヘッド(商品名:スキン・ディープヘッド)は、12インチで5~8000円程度ですから、山羊の皮張替えよりも安く上がります。
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胴(シェル)の材質で選ぶ
胴のことをシェルと言います。ボディと言う場合もあります。
胴の材質には、大きく分けて『天然木』と『合成材料』があります。
当然、伝統的なジャンベはすべて天然木で作られています。
国や地域によって使われる樹木の種類が変わりますが、材質の違いはそれほど大きくないとも言われています。
一方の合成材料は、グラスファイバー製と圧縮材料があります。
これらは、主としてアメリカの楽器メーカーの製品に使われています。
西アフリカの伝統的なジャンベに使われることはありません。
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天然木シェルのジャンベ
天然の大木を切り倒して、周囲を斧で削り、中央部分をノミで削って、すべて手作業の工程で作られます。
天然木の種類を説明した記事も作成しています。
最近は、一部の工房では旋盤加工が採用されていますが、あれは本物じゃないと、毛嫌いされる傾向があります。
本物は、斧とノミで削る手作業なのです。
- 本物の質感が、伝統の重さを感じさせてくれます。(主観的な問題ですが)
- 彫刻が施されるとさらに質感が向上します。
- 必然的にロープ構造になります。
- とにかく重い。
重量感は演奏のメリットでもありますが、操作性では弱点でもあります。 - 割れるリスクがあるので、扱いは丁寧に。
湿気と乾燥で割れるとか、衝撃で傷が付きやすいとか。 - 表面にオイルを塗るので、通常は着色されません。
害虫防止と樹肌を守るために表面にオイルを染み込ませますので、基本的に塗装はしません。
樹肌の木目模様と、ノミによる研削の仕上がりを楽しんでください。
一部に派手な塗装をした製品がありますが、これは演奏用ではなく装飾展示用なのでしょう。
おそらく、西アフリカの生産ではなく、インドネシアなどの製品ではないでしょうか。
バリ島生産のジャンベを「バリじゃん」なんて言いうことがあります。
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合成材料シェルのジャンベ
合成材料と書きましたが実際に使われているのは、グラスファイバーが多く、圧縮材料も一部あるようです。
天然木材よりも軽くて丈夫なので、実用性では合成材料に分があるでしょうね。
軽い理由は、壁の厚みを薄くできるからです。
天然木材はあまり薄くすると木目に沿って割れてしまう危険があるので、薄く出来ません。
実際には、端の部分で20~30mmが必要で、中央部分はもっと厚くなります。
一方、グラスファイバーなら、割れるリスクがないので全体を均一に薄く作ることが出来ます。
REMOのリサイクル・ファイバー素材は、『アコースティン』という商標が付けられています。
- 音がジャンベ本来の音と違うと批評する声があります。
好みの問題なので自分で気に入ればそれでよいでしょう。 - 湿度や温度に対して気にする必要がなく、丈夫です。
- 落下の衝撃に対しても、天然木よりも強いです。
- メーカーにより差はありますが全般に軽いです。
特にTOCAが軽いですね。 - 色がきれい。
塗装が自由なので、カラフルな製品がたくさんあります。
(上のメカニカル構造の写真を見てください)
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ヘッドの材料で選ぶ
ヘッドとは打面のことで、要するに叩いて音を出す『皮』のことを言います。
伝統的なアフリカのジャンベは、山羊の生皮を使います。
これに対して、新しいジャンベではプラスチックのヘッドを使ったものがあります。
打面が透明なドラムセットをご覧になったことがあるでしょうか。
これと同じで、ポリエステルの白色フィルムを打面として、ジャンベに採用した製品です。
もちろん、トラディッショナルな西アフリカのジャンベではありません。
アメリカの楽器メーカーの製品になります。
楽器メーカーREMOでは、headフィルムに柄を印刷した派手目の製品もあり人気があります。
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動物皮のヘッド
伝統的な西アフリカのジャンベには、通常は山羊の皮を使います。
- 本物の音がする。
感覚的な問題ですが、プラスチックとの音質の違いはあるようです。 - 湿度変化に弱く、音質が変わる。
- 簡単に破れる。
- 個体差のバラつきが大きい。
製品の当たり外れがあるということになります
音を出すのが楽器の使命ですから、本物の音がするなら、他の弱点には全部目をつぶっても、これだけで選択肢になり得ます。
皮は湿気があると伸びるし、乾燥すると収縮して音が変わります。
日本のような多湿の環境では、こだわる演奏者なら、その都度チューニングをする必要があります。
また、乾燥で皮が破れることがあります。
テンションが高い状態で極度に乾燥すると、下の写真のようにパックリと皮が割れます。
こうなったら、皮の張替え交換をするしかありません。
また、鋭利な物質(刃物など)で簡単に破れます。
皮だから動物の個体差があるのは仕方がないですね。
具体的には、薄い・厚いの差です。
当然、薄いほうが応答性が高いのでシャープなキレの良い音がしますが、その反面強度が弱いです。
まれに、牛皮のジャンベもありますが、現地産ではなくおそらく日本で張ったものでしょう。
好みで、牛皮に張り替える人がいますが、山羊よりも厚いので重厚な感じが強まりますが、高音のキレは悪くなります。
山羊の皮よりも丈夫ですが、好みがあるので一概にどちら良いとか悪いとかは言えません。
はっきりしていることは、伝統的なジャンベは山羊の皮を使っているということです。
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プラスチックのヘッド
米国の楽器メーカーの製品を選ぶことになります。
メーカーによっては、プラスチック・ヘッドとロープ構造の組み合わせも可能です。
- 音が本物じゃないと言われます。
乾いた感じの甲高い音になります。
好みの問題なので、自分で気に入れば遠慮をする必要はありません。 - メンテナンスフリー
とにかく丈夫です。
吸湿性がないので、湿度変化に気を使う必要がありません。 - 品質のバラつきが小さい。
工業製品なので均質な製品が生産できます。
ネット注文でも品質の心配をする必要がないでしょう。
取り扱いが容易なので、初心者にはよいかもしれませんね。
色付きのヘッドもあるので、デザインで楽しめる楽しい面もあります。
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使用目的で選ぶ
これから、ジャンベを購入しようとする人にとって、何を選んだら良いか分からないという場合は、あなたは何のためにジャンベを購入しようとしているのか、その使用目的がもっとも重要です。
なんとなく欲しいという人もいるでしょうが、通常は次のようなケースではないでしょうか。
目次に戻るアフリカ民族音楽を演奏する
ジャンベ本来の目的が、アフリカ音楽の演奏です。
各地のジャンベ・クラブなどに入会して、みんなで一緒にアフリカの民族音楽を演奏する。
年に一度くらいは、発表会で披露する。
こんなイメージの用途です。
この用途であれば、選択肢は一つしかありません。
- 大きさ 12インチ程度の標準サイズ
- テンション構造 ロープ構造
- 胴の材質 天然木
- ヘッドの材質 山羊の皮
要するに、西アフリカで手作りで作られた現地生産品を選ぶということです。
生産国によって、形状や材質の違いがあるので、どれかを選別します。
目次に戻るJAZZなど一般音楽とのセッションを楽しむ
ジャズに限ったことではありませんが、ロック、フォーク、クラシックまで、幅広い音楽とのマッチングが可能です。
低音と高音の打ち分けができるので、ドラムの代わりのパーカッションとして、使用するケースも多くなっています。
テレビの音楽番組でも、いわゆる歌謡曲の伴奏としてジャンベが見えることもあります。
また、一つの独立したソロ演奏楽器として、ギターやピアノ、バイオリンなどとのセッションをする例も増えています。
ステージ演奏の音楽の伴奏なら、楽器メーカーのジャンベを選ぶのが合理的でしょう。
『グラスファイバーシェル+メカニカル構造+プラスチックヘッド』の扱いやすさは、
『天然木シェル+ロープ構造+羊の皮』と比べて圧倒的に優れています。
REMOの製品は、プロのパーカッショニストでも愛用者がいます。
- ドラムの代わりの伴奏なら、12インチ以上の大きさが必然。
- 頻繁に持ち歩くなら、軽量なファイバー製品の選択もあり。
- 楽曲によってチューニングを変えたいのなら、メカニカル構造を。
- ソロ楽器として音色を楽しむなら、小型ジャンベも面白い。
- ステージミュージックの伴奏なら、楽器メーカーのジャンベが最適
選択肢の巾が広いので、自分の使用目的をよく考えて選ぶことです。
目次に戻る室内装飾に使う
民族楽器の雰囲気を楽しむための室内装飾品であれば、ぜひともロープ構造のジャンベを選んで頂きたいですね。
金属のメカニカル構造では、伝統的な雰囲気が表現できませんから。
こんな風にロープの色が綺麗な製品がいいですね。
あるいは、スカート部分の彫刻が美しいのもおすすめです。
設置場所によっては、大型の製品が置けないかもしれません。
そんな時には、ミニジャンベを。
また、装飾用に販売されているバリ島生産の通称『バリじゃん』も美しいので、場所によっては良い選択になるでしょう。
- ロープ構造のジャンベを選んで頂きたい。
- ロープの色がきれいな製品を。
- 彫刻のきれいな製品を。
- 小型ジャンベやミニジャンベも選択肢に。
- インドネシア産の「バリじゃん」は見栄えが良い。
音質は関係ないので、外観が気に入れば、なんでも良いでしょう。
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ジャンベの選び方のまとめ
いろいろ書きましたが、使用目的によって、ある程度絞られます。
アフリカ音楽を楽しみたいなら、伝統的な現地生産のジャンベしかありません。
現代音楽を演奏するなら、機能的には、楽器メーカーのメカニカル構造のジャンベが、軽くて丈夫なので扱いやすいです。
メーカーとしては、Remo、Toca、Minel、LP、Pearlなどがジャンベを生産しています。
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