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家電リサイクル法
家電リサイクル法によって、テレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機はゴミとして出すことが出来ません。
通常は、新製品を購入した時に販売店で引き取ってもらいますが、リサイクル料金に加えて、手数料や運搬費を請求されます。
安く済ませようと思えば、自分で処分場に持ち込むことが出来ます。
ただし、リサイクル料金を支払った証明書(リサイクル券)を添付しないと、受け入れてもらえません。
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家電リサイクル券の書き方は簡単
下に示したように、家電リサイクル券の表紙裏面に、書き方の例が示されています。
赤枠で示したところに、
- ①に製造業者等名コード(3桁)
- ②に品目・料金区分コード(2桁)
- ③〔3ヶ所〕にリサイクル料金の金額
- ④〔3ヶ所〕に住所・氏名
を記入すれば終わりです。
そもそも、リサイクル券ってどこで買うんだい?
も少し、丁寧に説明してよ。
では、続きをご覧ください。
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リサイクル券はどこで入手するか
販売店に依頼する場合は、販売店でリサクル券の用紙を用意してくれます。
自分で処分場に持ち込む場合は、郵便局でリサイクル券を手に入れることができます。
この写真は、近所の郵便局の内部ですが、リサイクル券は3段に積んであって、「ご自由にお持ちください」でした。
もちろん無料です。
同時に、メーカーごとのリサイクル料金表(冊子)が置いてありますが、こちらはヒモ付きで、持ち出し禁止でした。
この冊子は、RKC(リサイクル券センター)のサイトからダウンロードできます。
ここまでは無料ですが、この後、必要事項を記入して、料金を振り込み、郵便局の領収印をもらわないと、家電リサイクル券の効力を発揮しません。
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製造者コードと品目コード
これから排出しようとする家電品の、
- 製造業者等名コード(3桁)
- 品目・料金区分コード(2桁)
を事前に調べておかないと、必要事項を記入することが出来ません。
これらのコードは、郵便局に備え付けてある「リサイクル料金表」で調べます。
しかし、実際は、製品の銘板と比較しないと分からないので、RKCのサイトからダウンロードした紙を見ながら自宅で作業することになります。
今回は、パナソニックの冷蔵庫”NR-E431VL”(426L)を例にして説明します。
まず、リサイクル料金表でパナソニックを探します。
あいうえお順に並んでいます。
パナソニックの製造業者名等コードは「100」ですね・・・①
冷蔵庫の大きさは、171L以上なので、品目・料金区分コードは「32」です・・・②
すぐ下の料金を確認すると「4,644円」(消費税込み)でした・・・③
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メーカーも販売店も分からない場合は
古い製品で、メーカーも販売店も分かりませんが、どう書いたら良いでしょうか。
製造メーカー等(製造業者等)が不明または現在は存在しない場合は、「指定法人」がリサイクルします。
郵便局券の「製造業者等名コード」欄に「999」と記載して、製造業者等欄の「その他の( )」内に「「指定法人(その他)」と記入します。
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書き間違えたらどうしましょう
家電リサクル券は、書き直しや修正をしないで、改めて新しい用紙に記入してやり直してください。
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リサイクル券の構成
リサイクル券は、非常に複雑な構成になっています。
郵便振込用紙と、排出する人、販売店、処理場それぞれに控えを発行するようなシステムになっているためです。
さらに、個人情報の住所を他の用紙に残さないようにとの配慮から、部分カーボン紙を使っています。
また、「⑤現品貼付用」は封筒構造になっており、内部に②③④を抱きかかえています。
しかも、表面に「証明書」を貼付する糊面があり、裏面は現品に貼付する糊が付いており、しかも分離型エアコンの室内機のためのバーコード票が糊のシールの裏に隠れています。
こんなに複雑な構造を考えた役人は、きっと、自分のことを天才だと思っているに違いありません。
でも、本当は、これほど複雑なシステムしかまとめられなかったアフォに違いありません。
表紙から順番に1枚ずつめくっていきます。
目次に戻る家電リサイクル券の表紙
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表紙裏
記入の説明があります。
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払込取扱票+受領証+振替払込証明書
実際に記入するのはこのページだけです。
振込を済ませると、郵便局で日付印を押してくれるので、右端の「振替払込証明書」部分を切り取って、⑤現品貼付用の指定の場所に貼り付けます。
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部分カーボン紙
薄いカーボン紙があります。
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①排出者控(家電リサイクル券)
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⑤現品貼付用(家電リサイクル券)
⑤現品貼付用の右端部には、振替払込証明書を貼付するための糊面をテープでカバーしています。
また、⑤現品貼付用の裏面は全面がシールになっているので、剥離紙を剥がして現品に貼付することが出来ます。
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②小売業者控兼受領書
③小売業者回付
④指定引取場所控
この3枚は、⑤現品貼付用の封筒構造の中に入っています。
3枚まとめて引き抜いて、それぞれの担当会社に配布します。
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まとめ
家電リサイクル券の書き方は、以上の通りです。
用紙がごちゃごちゃしていますが、記入するのは4項目だけでとても簡単です。
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関連リンク
記入した後で、振込はどうするのか、現品はどこに持ち込むのかについては、下の記事を参考にしてください。
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コメント
松田和宏と申します。
リサイクルについて判りやすく解説してくださり感謝いたします。
おかげさまで,NHKの受信契約を解約するために先日TVをリサイクルすることが出来ました。区指定の場所に持ち込み処分し,手元に①排出者控,②小売業者等控兼受領書,③小売業者等回付の三枚の伝票が残りました。②と③はどうしたらよいのでしょうか?教えていただけるなら感謝いたします。よろしくお願いいたします。
松田さん、コメントありがとうございます。
通常ですと
②小売業者等控兼受領書,③小売業者等回付
は手元に残らないで小売業者に渡されるのですが、該当する小売業者が不明とか存在しないとかで使われなかった可能性があります。
いずれにしても、松田さんがどこかに送るなどの作業は不要です。
念のために1年間ほど保管しておいて、役所等から問い合わせがなければ廃棄して良いと思います。
ご心配であれば、家電リサイクルセンター(0120-319640)にお問い合わせください。