ジャンベの3つの音をママディさんに教えてもらおう
ジャンベは、3種類の音を叩き分けて演奏します。
3種類の音とは、高音、中音、低音です。
目次に戻る高音はクラック『Claque』
高音は『クラック』と言い、『パシッ!』と弾けるような短い音です。
『Claque』とは、フランス語で平手打ちの意味です。
ジャンベが産まれた西アフリカ地域は、1890年ころからフランスの植民地になった影響で、フランス語が使われているようです。
英語では『平手打ち』のことを『slap』と言うので、ジャンベの叩き方でも高音のことを『スラップ』という人もいます。
指を広げて、手のひらをジャンベの縁に打ち付けて、その反動で指の先が強く叩きつけられるイメージです。
目次に戻る中音はトン『Ton』
中音は『トン』です。
フランス語で『Ton』は『折り曲げる』の意味です。
中音のことを『オープン』という場合もあります。
4本の指を軽く揃えて、指先ではなく指の腹全体で叩きます。
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低音はバス『Basse』
低音は『バス』です。
英語の『Base 』に相当しますから同じですね。
大型ジャンベ特有の、原に響くような『ドゥーン』いう太い音が出ます。
生産国によって、サスティーン(音の伸び)が違いますが、概ね口径に比例して低い音が出ます。
ヘッドのほぼ中央を狙って、手のひらの中央部分で叩きます。
手のひらが打面に付いていると皮の震度を殺してしまいますから音が伸びません。
伸びのある低音を響かせるためには、手首のスナップを効かせて、叩いたら打面からすばやく手を離しましょう。
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ママディ・ケイタさんの音を聞こう
ジャンベの神様とも称されたママディ・ケイタさんは、日本でも活躍して、子どもたちのためのジャンベスクールを作った実績があります。
ママディ・ケイタ(Mamady Keïta, 1950年8月[1] – )はギニアのバランデュク出身のジャンベ奏者。
キング・オブ・マンディカ(アフリカで最も偉大なドラマー)やジャンベフォラ(ジャンベの神様)と称される。出典:Wikipwdia
そのママディ・ケイタさんが子どもたちのために残してくれた、2009年の貴重な指導映像があります。
ママディ・ケイタさんの実際の演奏を見て聞いて、クラッキ、トン、バスの叩き方と音の出方を確認してみましょう。
さぁ、音を聞いたら、忘れないうちに真似をしてみましょう。
トン、トン、クラック、クラック、バス、バス
トン、トン、クラック、クラック、バス、バス
トン、トン、クラック、クラック、バス、バス
ですよ。
うまく出来るまで、繰り返し練習するしかありません。
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